「眠れる心の塔」CM

【ミステリー研究会】編

    


 



たとえばこんな話

 

ずっと好きだった物語があって

 

その舞台となった場所があったとしたら…あなたはどうしますか?

     

    

     「は?」
     「だから行くんですよ!この塔に!」
     「何言ってんのよ…小説の中にある塔が実在するわけないじゃない…」
     「でもうわさがあるんです。行ってみなくちゃ分からないじゃないですか」

   

それは当たり前の日常からはじまった

    

「おい、隠れてないで出てこいよ。どうせまた竜の噂を耳にしてきたんだろ…」
「何でこんなところに人がいるのよ」
「それはこっちが聞きてえな。おめーら本当にここに竜がいるとでも思ってんのか?」

    

偶然訪れた場所だと思った 偶然に出会った人だと思った
…でもそれは偶然じゃなかった

    

                  「それじゃあこのお屋敷は…」
                  「『眠れる死神の塔』の著者である聖竜一が建てたもの…」
                  「よくわかったな」
                  「親父!」  「おとーさん」

     

僕たちの前に広がった小説の中の世界 聖竜一さんのつくった世界
そこには竜一さんと娘のななさん 息子の裕一さん そしてお手伝いさんのかすがさんがいた

     

     「高野先輩…『眠れる死神の塔』読んだことありますよね…」
     「ああ」
     「眠れる死神の塔…死の待つ世界…そんな所に僕たちはいるんだ」

     

「すみませーん。誰かいませんか…」

     

私たちは気づいていませんでした 大切な何かを忘れていることに…

        

            「ほう、それは楽しみだ…君にこの子が守れるはずがないからな」
   「みんな早く逃げて!…彼は危険だ」 「そんな、冗談でしょう?僕らをからかってるだけ…そうですよね」
                     「お兄ちゃん! あっ…」 「くそっ…ななを放せ!」
                「大丈夫じゃない…大丈夫なんかじゃない!」
                                「嘘だ…僕は信じない…信じない!」

     

何が嘘で…何が本当なのか…知る者はただ一人

     

竜によってつくられた世界

知らないうちに 物語は始まっていた

     

     

そこは心…… 死神の眠る塔

 

 

もしその物語の世界に行くことができたのならば

あなたは知らなくてはなりません

その理由を…

      

     


 

   

   

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